小惑星リュウグウで探査機「はやぶさ2」がサンプル採取したカプセルが12月6日に地球帰還するのを前に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の回収班の渡航と帰還、カプセル回収の成功を祈念する壮行会が10月30日、市役所本庁舎で行われた。
はやぶさ2のカプセル帰還をめぐっては、6日に分離されたカプセルが豪州・ウーメラ砂漠に到着することになっており、メンバー60人のうち先発隊16人が1日に羽田空港を出発した。後発隊も駆けつける予定で、カプセルが回収されれば、3日後に5人のメンバーが相模原に戻って来る。
壮行式で宇宙科学研究所の國中均所長は、自身が豪州で初号機のカプセル回収にあたった経緯を語り感慨を述べた上で、「市民に感謝し、成功させたい」と意気込みを見せた。津田雄一プロジェクトマネージャは市出身者として地元から任務にあたることに誇りを示し、「市民として回収を見届けたい」と期待感をにじませた。
壮行式後には回収班の特別隊員に任命された市マスコットキャラクター・さがみんの隊員就任式も実施された。特別隊員については、JAXA施設を有する自治体間で組織されている銀河連邦5市2町のキャラクター計7体が拝命。回収班メンバーとともに、現地の様子を随時写真で報告するのが任務だ。津田マネージャはさがみんの特別隊員への就任に際し、「とても心強く思う。カプセル回収を皆で盛り上げてくれたら」と願いを込めた。
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