プロゴルファーとしてアメリカツアーに参戦している、市内出身の山口すず夏さん(20)が昨年末、自身が幼少期に使っていたクラブやバッグなどをチャリティ販売し、その収益金を「相模原市ゴルフ協会」のジュニアゴルファー基金へ寄付した。昨年12月31日に行われた贈呈式で山口さんは、小学生の頃から高校まで所属した同協会への感謝の言葉を口にしながら、「恩返しの思いで寄付させていただいた。役立ててもらえれば」と話した。
19年に渡米
7歳からクラブを握り始めたという山口さんは、同協会に名を連ねつつ、神奈川県のアマチュア大会などで好成績を残し、八王子市の高校に在学中にアメリカのプロ資格を取得。高校卒業後の2019年から渡米していた。
今回の寄付は、山口さんが小学生時代から通っているゴルフ練習場「ボールパーク」(宮下)の協力を得て実現したもので、澤智樹支配人は「ありがたいこと。12月始めから、山口選手の愛用品を当施設内でチャリティ販売したが、予定より早く完売した。皆さん、山口選手やジュニアゴルファーを応援したいと口にしていた」と笑顔。
一方で、プロの壁に当たっている山口さんに対して、澤支配人は「相模原のみんなが応援している。今年の活躍に期待しています」とエールを送っていた。