市の観光振興やシティーセールスを担い、地域の魅力を市内外にPRする相模原市観光親善大使が決定した。3月30日に市役所本庁舎で行われた委嘱式では、同大使事業運営委員会の飯塚侑運営委員長から委嘱状が手渡された。
市にゆかりがある著名人が務める「名誉観光親善大使」は、昨年度に続き、緑区出身のお笑いタレント・タブレット純さんと、中央区在住のラジオパーソナリティ・野村邦丸さんが就任。加えて今年度は、市出身のモデルの冨永愛さんと俳優の稲葉友さんが名を連ねた。式に出席した稲葉さんは「名誉ある大使に就任し光栄に思う。僕ができるやり方で相模原の魅力を発信していきたい」と抱負を語った。冨永さんは市観光協会を通じて「相模原ならではの魅力を、もっと広く、もっとたくさんの人に伝えていければと思い、楽しみにしています」とコメントを寄せた。
今年度から新設された「相模原市特別観光親善大使」には、緑区のキャンプ場に飼い主と共に頻ぱんに訪れ、その様子などの動画がYouTubeで話題となっているコツメカワウソの「アティ」(2歳、雄)と、小惑星探査機はやぶさ2のイメージキャラクター「はやツー君」が就任。同大使はSNSを中心に市の情報発信を行う。
一般公募により決定する、「第15代相模原市観光親善大使」も式で初披露となった。応募があった35人の中から2度の審査を経て選ばれたのはいずれも中央区在住の勝目麻友さん(20)、佐藤玲那さん(21)、吉原あさひ(吉は下が長い)(19)。3人の中で唯一市外の山梨県出身である吉原さんは「相模原に関してはまだ初心者。地域活動の応援をしたり、若者の市に対する愛着を深めることができたら」と意気込んだ。昨年度就任し任期を延長した第14代同大使の岩永優花子さん(20)、鈴木朝登さん(同)との5人体制で市をPRしていく。
なお終身名誉観光親善大使には、元F1レーサーで、自転車ロードレースチーム「Team UKYO SAGAMIHARA」を主宰する片山右京さんが2017年から就任している。
委嘱式で飯塚運営委員長は「例年以上の華やかなメンバーで、大いに市の魅力をPRしてくれると確信している」と期待を寄せた。