社会福祉功労者に対する2020年度の厚生労働大臣表彰を受賞した4人が4月21日に市役所を訪れ、本村賢太郎市長に受賞の報告を行った。社会福祉事業従事者の受賞者らは、喜びと感謝の気持ちを話した。
受賞したのは、社会福祉法人たちばな福祉会(南区南台)理事長の坂本堯則さん、社会福祉法人喜楽会(同下溝)の職員・浅見美智子さん、社会福祉法人たかみ友愛会友愛保育園(水郷田名)の保育士・大谷保恵さん、社会福祉法人さがみ愛育会幼保連携認定こども園すこやか(横山)の保育教諭・郷美代さんの4人。
それぞれ原則20年以上にわたり業務に携わり、社会福祉事業の発展に功績があることから表彰された。例年は全国社会福祉大会で表彰式が行われているが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった。
南区の施設から2人
坂本さんは社会福祉事業関係団体の役員等として、受賞時点で23年6カ月の間、社会福祉事業の発展に貢献し受賞。保育園やデイサービスなどを運営するたちばな福祉会の本部長兼理事長を務めている。
坂本さんは「(妻の)父が保育園に携わっていたことがきっかけで、この仕事をしている。結婚してから始めたが、法人化してから23年、行政や地域の方の支援があって続けてこられた」と感謝の気持ちを述べた。本村市長は「保育園の子どもから年配の方まで地域に愛されている。経営者として、これからも頑張ってほしい」と話した。
喜楽会の浅見さんは、社会福祉事業従事者として、受賞時点で24年2カ月の間、業務に励んだとして受賞。日頃から施設の利用者目線で自立支援を行うことで、利用者家族の労力を軽減し地域福祉の担い手として活躍している点が評価された。
本村市長は「長い間、仕事に従事してこられて大変感謝しています」と功績をねぎらった。浅見さんは「受賞の知らせを聞いた時は、まさか私がいただけるなんてと驚きました。表彰にはとても感謝しています」と話し、長年勤めてきた仕事のやりがいは「利用者の方からの『ありがとう』の一言です」と語った。
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