小惑星探査機はやぶさ初号機の偉業を称えて制定された「はやぶさの日」の関連イベントで、はやぶさ、はやぶさ2にかかわる研究者たちのオンライン講演リレーが13日に最終日を迎え、津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネージャがミッションを成功させた舞台裏を熱く語った。
津田さんは、生命起源に迫るための小惑星リュウグウでのサンプルリターン、はやぶさ初号機の技術のさらなる発展、ミッションを通じた社会への波及といったミッションの中核について説明。続けて凹凸が著しいリュウグウにピンポイント着陸を2回成功させた経緯に触れ、4カ月間にわたりチームで対策を練り直した点を紹介し「美しい着陸だった」とうれしそうに振り返った。
加えて、着陸時に機体に誤作動が生じたことを明かし、さまざまな状況を想定してチームで独自に行った訓練が生かされ、地下物質の採取、その採取したカプセルの地球帰還の成功につながったことを強調。「挑戦心、あきらめない気持ち、そうした思いで行動することを奨励する理想的なチームづくりができた。自分がいなければ成功しなかったと思えるプロジェクトだったと一人ひとりが言葉に出せる、そんなチームにしたかった」と胸を張った。
カプセルが帰還し相模原市のJAXAに到着した際、駆けつけた多くの市民に改めて感謝を示した津田さん。さらにこうした計画が生まれることに期待感をにじませた。
講演は市の特設サイトから閲覧できる。
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