区内在住のクラシックバレエダンサーで、講師も務める小泉奈々さんが企画して、7月22日(木)に杜のホールはしもと多目的室でバレエ講座を含んだ公演「バレエ・音楽プチコンサート」が開催される。小泉さんはコロナで公演が相次いで中止になる中、若手ダンサーたちの活動が制限されていることに危機感を募らせたことが今回の公演につながったとしている。
出演するのは15歳から20代までの16人の若手ダンサーたちで、学生、フリーランスが半々。彼らは小泉さんが今回コンセプトととして掲げる「男女平等、年齢で区別しない、アーティストとして対等に参加する」といった趣旨に賛同し、県内外から集結した。どのダンサーたちもプロとして活躍できるほどの実力のあるメンバーばかり。そのため、発表会の形式を取らず、あくまでダンサーたち自身がアイデアを出し合い、オリジナルで舞台を作る場として設定。若手ダンサーたちの表現機会を創出するのが大きなねらいだ。
小泉さんはハンガリーの国立バレエ学校留学後、東京シティバレエ団で活動。フリーに転向してからは東京、神奈川で指導しながら公演活動を行い、バレエの今後を見据え活動を模索してきた。そうした中、昨年のコロナで都内の公演は軒並み中止に。それでも、バレエを通じて地元で文化の活性化を図ろうと実現の可能性を探ってきたところ、杜のホールで開催できる運びとなった。公演ではバレエの特長を知ってもらうため、マスクを外して実施。感染対策を十分に取り、ダンサーたちを近距離で観覧できるようにするなど、パフォーマンスをより身近に感じてもらうための工夫を盛り込む考えだ。
2部構成で1部では解説付きのレッスンを披露。2部では古典バレエの入門編として「くるみ割り人形」を上演する。16人のダンサーたちは小泉さんの指導の下、週に2回ほど都内で稽古に励む。小泉さんは「若手のきらきらしたダンサーたちが一生懸命頑張っている企画。ダンサーそのものの魅力を公演で感じてほしい」と意気込む。
公演は全席自由で前売り2500円。1部が午後2時から4時、2部が5時から7時。3歳以下無料。チケットは「バレエスタジオNANA」のホームページか、メールアドレスrote.2676@gmail.comへ。
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