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渕野辺総合病院医療レポート【4】 「健診で早期発見を」 腎臓内科 長屋 麻由医師
1954年に開院して以来、「地域の中核病院」として地元と歩みを共にする医療法人社団相和会・渕野辺総合病院。今回は、腎臓内科の長屋麻由医師に「慢性腎臓病」について聞いた。
成人の8人に1人が罹患しているという慢性腎臓病は、腎機能の低下がが3カ月以上続いている状態を指す。進行してしまうと治療法は透析や移植のみで、初期段階での発見が重要となるが「自覚症状が出た段階ではすでに深刻で、将来的に透析治療をすることが決まってしまうことが多い」と長屋医師。
続けて、「早期発見のために、まず健康診断を受けることが鍵」と助言。慢性腎臓病の患者の約70%は健康診断で発覚している。特に尿検査の結果に異常が認められた場合は注意が必要とされる。同院に隣接し、医療社団法人相和会が運営する「相模原総合健診センター」では人間ドッグや健康診断を実施。万が一、異常を示した場合の再検査や精密検査は同院で受診が可能だ。
治療は二人三脚で
慢性腎臓病の診断を受けた場合、同院では精密検査を実施した上で、患者それぞれに合わせた治療法を提供。喫煙や飲酒、運動不足など、普段の生活習慣が発症・進行に関わるため、患者本人のみならず、その家族に寄り添い、協力して「二人三脚」で病状の改善をめざす。
長屋医師は「尿の生成以外にも多くの働きを担う腎臓は、苦しくなるまで悲鳴を上げない。健診での異常は放置せず来院を」と呼びかけた。
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