57年ぶりの自国開催となった五輪に国民が熱を帯びる中、そのバトンを受け継ぐ形で東京パラリンピックが8月24日(火)に開幕し、市内からは4人が出場する。市民一丸となって応援するため、市はさまざまな企画を展開。市にゆかりのある出場者を力強く後押しするとともに、パラリンピック全体を盛り上げていきたい考えだ。
今回出場するのは、車いすテニスの中澤吉裕監督(50)=南区在住、パラ卓球(肢体不自由者)の田中卓也コーチ(49)=緑区在住、5人制サッカー(ブラインドサッカー)に出場する佐藤大介選手(37)=南区在住、陸上競技・女子マラソンの世界記録保持者の道下美里選手の伴走者を務める青山由佳さん(35)=南区在住。
中澤監督は2002年から日本代表チームの育成に関わり、パラリンピックでは12年ロンドン大会で女子チームコーチとクァード(男女混合)チームコーチを兼任。16年のリオデジャネイロ大会では代表チームの監督を務め、男子ダブルスを3位に導いている。
田中コーチは約20年前からパラ卓球で指導に当たり、3年前からパラリンピック代表コーチとなり、世界選手権などにも帯同している。
佐藤選手は東京多摩地域を中心に活動するブラインドサッカーチームの「たまハッサーズ」に所属。試合には健常者または弱視者が務めるゴールキーパーとして出場する。出場予定期間(予選〜決勝)は8月29日(日)から9月4日(土)まで。今大会が初出場となる。
道下選手の伴走者(競技パートナー)を務め、市職員でもある青山由佳さんは今大会が2度目の出場。リオ大会では銀メダルを獲得するなど活躍した。今大会はさらに上のメダルをめざし、強い決意で臨む。出場予定日は9月5日(日)。
開幕を前に、中澤監督は本紙の取材に対し、「コロナに大きな影響を受けたことは事実だが、今まで準備してきたことの全てを選手・スタッフ一丸で出せるように努め、選手たちが最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を整えたい。市民の皆さんの熱い思いを乗せた応援をお願いします」とメッセージを寄せた。
選手情報の公開横断幕の掲示も
市もゆかりの出場者を全力で応援しようと、企画を展開する。市ホームページでは選手の紹介コーナーを掲載。経歴や市民に向けた大会への意気込みに加え、出身小学校・中学校などの児童生徒や本村賢太郎市長からの応援メッセージなどをアップし、選手たちの活躍を後押しする。
加えて、市役所本庁舎やJR相模原駅南口、橋本駅北口、小田急線相模大野駅北口に横断幕を掲示するほか、ツイッターやLINEなどのSNSで選手が出場する日程、結果などの情報を随時発信していく。担当する市スポーツ推進課の担当者は、「日本で開催されるパラリンピックを機にパラスポーツを知っていただき、実際にテレビ越しで競技を見て選手の応援をしてほしい」と話す。
市は企画などを通じて、出場する4人に注目してもらうとともに、パラリンピックに関心と魅力を感じてもらいながら、より一層、大会を盛り上げていく。
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