東京パラリンピックの陸上女子マラソン(視覚障害T12)で金メダルに輝いた道下美里選手が19日、市役所本庁舎を訪れ、本村賢太郎市長に大会結果を報告した。
本村市長と面会し懇談に入ると、道下選手は持ち前の明るさから周囲を和ませ、伴走者として出場した志田淳さん、市職員の青山由佳さんと共に笑い合うなど3人の仲の良さがあふれた。
続いて本村市長から称讃の楯が贈られた後、道下選手は大会を振り返り、42・195キロメートルを3時間50秒のタイムで走破したことを伝えた上で、「青山さんが前半、冷静にリードしてくれて、後半は志田さんが相手を見ながら勝負所を見極めてくれた。(ロシアパラリンピック委員会の)前の走者には一度も勝てていなかった。だから金メダルはみんなのおかげです」と「チーム道下」が一丸となってつかんだ最高の成績に感謝の気持ちを述べ、本村市長に今後の目標について問われると、「3年後もきっと走っているんだと思う。次もめざしたい」とし、パリ大会での出場に意欲を見せた。
一方、志田さんは、「(逆に)道下さんに伴走してもらったという思い。そのおかげでここにいると思っています。感謝しかありません」と話し、感慨を込めた。
本村市長は道下選手が出場したレースがテレビ観戦した唯一の競技だったことを明かした上で、「共生社会の実現を掲げる相模原市として、皆さんの言葉に胸を打たれる」とし、「道下さんの頑張りによって自分も頑張ろうと思ってもらえるようになれば」と話し、活躍をねぎらった。
「オール相模原」に感謝
道下選手は本紙の取材に対し、レース後、一番に青山さんにメダルをかけた場面について「(金メダルとなって)ここまでたどり着けたのは周りの方のおかげで、その方たちにこそ金メダルがふさわしいと思う気持ちが先に出た。金メダルの選手に育ててくれてありがとうという思いでかけた」と振り返り、「5年前の忘れ物を取り戻す思いでやってきた。みんなが私の力を引き出してくれた」とこれまでのサポートに思いを馳せた。
応援した相模原市に対しては、「駅前や市役所に応援の横断幕が掲げられていることは青山さんから聞いていました。相模原の皆さんが応援してくれているのはわかっていましたのでとてもうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。勝てたのは皆さんの後押しがあったからです。ありがとうございます」と話し、笑顔で締めくくった。
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