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相模福祉村 たんぽぽの家 児童の登校、今日も見守る

コミュニティ社会

公開:2022年4月28日

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児童にあいさつしながら登校を見守るたんぽぽの家の職員。中央は赤間理事長=同施設提供
児童にあいさつしながら登校を見守るたんぽぽの家の職員。中央は赤間理事長=同施設提供

 新年度を迎えた4月。田名小学校(田名)の通学路では、社会福祉法人相模福祉村(赤間源太郎理事長)の職員による、恒例の朝の見守り活動が行われている。

 これは、同校近隣にあり同法人が運営する「障がい者支援施設 たんぽぽの家」(田名)の職員が行っている地域貢献活動の一環。田名四ッ谷交差点で月曜日から金曜日、近隣の成井新聞店田名販売所付近で月曜日、市の学校安全ボランティアとして、「横断中」と書かれた黄色い旗を手に交通誘導をし、児童の安全を守っている。

 同法人の地域貢献活動は、赤間理事長が法人の2代目に就任した30年前、「自分に何ができるだろうか」と思案し、「元気にあいさつをして地域に喜んでもらおう」と始めた早朝の清掃に端を発する。

 やがて法人が運営する各施設に地域貢献活動が波及する中で、数年前からたんぽぽの家の職員が自主的に四ツ谷交差点で児童の登校を見守るように。1年ほど前からは、早朝の地域清掃を終えた赤間理事長がそのまま自ら横断歩道に立ち、あいさつと旗振りを励行している。

 活動中の服装はオレンジを基調にした色合いに工夫。目立つことで一種の抑止力にもつながっているそうだ。同法人の取り組みが実を結び、最近は危険な走行をする車も減ってきているという。

 赤間理事長は「見守りや清掃をしていると、あいさつをしてくれたり声をかけてくれたり、また住民の方から差し入れをいただくこともあり地域とのつながりを感じる。地域の営みに定着し、そこに当たり前のようにいる存在になれるよう、これからも地域と共に歩んでいきたい」と話した。

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