人工呼吸器による呼吸管理など医療的ケアが必要な子どもや、重度の知的障害と肢体不自由が重複する子どもなど(以下、医療的ケア児)の相談に応じるため相模原市は、4月1日から「医療的ケア児等コーディネーター」による支援を開始した。
市の研修を修了した職員を「医療的ケア児等コーディネーター」として、緑区合同庁舎(緑区橋本)と南保健福祉センター(南区相模大野)にある「障害者相談支援キーステーション」に1人ずつ配置。保健や医療、子育てなどさまざまな分野の相談を受け、受給可能な支援につなぐ役割を果たす。
相談時間は平日の午前8時30分から午後5時まで。対象は0歳から18歳未満までの医療的ケア児など(18歳以上でも高校や支援学校などの在籍期間は含む)。18歳に達した後は成人期に通える生活介護機関を紹介するなどサービスが引き継がれる。問い合わせは市高齢・障害者福祉課【電話】042・707・7055。
保育所利用にガイドライン
医療的ケア児などが安全に保育所を利用できるよう市は、「保育所等における医療的ケアの実施に関するガイドライン」を3月31日に策定した。これまで公立と私立で異なっていた市内保育所による医療的ケア児などの受け入れ方法を同ガイドラインで統一。医療的ケアの対象者や提供者の範囲などを取り決めた。
このガイドラインに基づき市は、新たに保育所を利用したい医療的ケア児の相談を受け付けている。認可保育所や認定こども園、地域型保育事業、幼稚園の利用を希望する医療的ケア児などが対象。希望の保育所などがある区の子育て支援センターで電話または窓口で直接対応する。来年4月からの利用を希望する場合は5月31日(火)までに相談する必要がある。詳しくは市保育課【電話】042・769・8340。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>