児童福祉学科を置き保育者を養成する和泉短期大学(青葉/須田拓理事長)は6月7日、市内の保育施設や小・中学校、高校の教員に向けた保育・福祉系の授業研究会を開催した。
同学はこれまで進路面での連携を目的に高校の家庭科教諭との授業研究会を実施していたが、小・中学校教諭を招いた研究会を行うのは今回が初めて。小・中学校との関わり合いを増やすほか、同学が持つ保育と福祉の専門知識を地域に提供しようと主催し、教員や市職員ら16人の参加があった。
研究会では同学の松山洋平教授が保育現場での体験授業について、実施方法や園児から高校生の交流の重要性を説明した。その後、市内の認定こども園で園長を務める神尾美香子さんが実践例として、近隣中学校が家庭科授業で保育実習を行った事例を紹介。中学生が手作りした玩具で園児と遊びながら交流することで、中学生は自己肯定感が高まったほか「保育現場や園児にとっても新たな刺激になった」と報告した。
研究会を終えて松山さんは、「小・中学校とつながればそれぞれにメリットがあると共有できた。これからも和泉短大の知見を伝えて地域に還元していけたら」と展望を話した。
次回は8月23日(火)の開催を予定している。問い合わせは同学【電話】042・754・1133。
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