中学校の給食の在り方について調査審議する「相模原市学校給食あり方検討委員会」の第1回会議が6月21日に開かれ、市教育委員会(教委)が同委員会に対し給食提供の実施方式と食育の方針を諮問した。
現在、市が実施している中学校給食は、学校給食センターで調理され保温された状態で配送される「センター方式」と、民間事業者の施設で作られ1人分ずつ弁当箱で届けられる「デリバリー方式」(家庭から持参する弁当などと選択)の2種類。緑区の一部を除く大部分の学校が選択制デリバリー方式を採用しているが、衛生管理上、温度を保つことが難しいことなどから喫食率は年々低下傾向にあり、献立を工夫するなどして改善を図っているものの、2021年度は34・4%にとどまっている。
全員喫食の実現をめざして協議を重ねてきた市は今年4月、市民や有識者で構成される同検討委を設置。本格検討に乗り出した。第1回の検討委会議では、教委が委員会に対し「市にとってふさわしい給食提供の実施方式」「全員喫食の環境を活用した食育の方針」を諮問するとともに、市内中学校給食の現状の説明やデリバリー方式で提供される給食の試食会などが行われた。検討委は来年7月までに最終的な答申を行う予定。
実施方式にはこのほか給食室で調理し校内で提供する「自校方式」、自校方式で調理した給食を近隣校へ配送する「親子方式」がある。市は「全校センター方式」、または「センター方式と自校方式の併用」を柱に、状況に応じて補助的に「親子方式」の活用も検討する考え。
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