財務大臣などを歴任し、相模原市を含む旧神奈川3区や神奈川14区を選挙区とした元衆議院議員の藤井裕久氏が7月10日、亡くなった。90歳だった。
藤井氏は1932年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。77年に自民党から参議院選挙の全国区に出馬し初当選。参議院議員を2期務めた後、衆議院にくら替え。旧神奈川3区で当選。以後7期務めた。細川護熙、羽田孜内閣で大蔵大臣、鳩山由紀夫内閣で財務大臣を歴任し、2012年に政界を引退した。
7月15日には藤井氏の90歳の誕生日と今年3月刊行の新刊を祝う会が予定されていたが訃報を受け、急遽中止となった。
藤井氏の秘書を務め、後継として神奈川14区から衆院選に挑戦し、当選した経験を持つ本村賢太郎相模原市長は「藤井氏は、財務大臣や官房副長官等を歴任され、35年間にわたり日本の国政に多大な貢献を果たされた。政界を引退されてからも平和の尊さを広く訴え、その人柄と相まって、多くの市民に慕われておりました。藤井氏のご冥福ならびに、ご遺族に心からお悔やみを申し上げ、地元の市長として心から哀悼の意を表します」とコメントを発表した。
なお藤井氏と縁の深い人たちによる「藤井裕久先生お別れ会」が8月28日(日)午後1時30分からけやき会館5階「大樹の間」で予定されている。
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