清新中学2年で、メイプル1990スポーツスタジオ(千代田/山内仁代表)のキッズレスリングチーム「FIRE BOYS」に所属する小原心(ここ)花(は)選手が7月3日、バーレーンで開かれたU15アジア選手権39kg級に日本代表として出場し、銅メダルに輝いた。
JOC杯で日本一に
小原さんは4月に行われた「JOC杯ジュニアクイーンズカップ大会」で優勝して日本一になり、アジアへの切符を手にしていた。約3年ぶりに行われた大きな大会で「モチベーションを保つのが大変だった」と小原さん。それでも2回戦でシード選手との激闘を制すと、そのまま波に乗り全国の頂点に。山内代表は「練習も納得いくまで諦めない、芯が強い選手」と小原さんを称し、残り1秒まで踏ん張る粘りと精神力が勝利に導いたのでは、とたたえる。
「悔しい」をバネに
そのJOC優勝者に与えられたアジア大会出場権。小原さんは飛行機も海外も初めてで「緊張感もあったけれど、それ以上にワクワクした」と、初めての国外遠征に胸躍らせていた。試合は4人総当たりのリーグ戦。初戦はチーム名のごとく「火の玉になって真っ向勝負」で立ち向かい、8対1で快勝。しかし2戦目を逆転で落とすと、3戦目はフォール負けを喫し、初海外は3位で幕を閉じた。「思ったより海外の選手は体が大きかった。試合後には日本で感じたことのない疲労感で腕がパンパン」と振り返り、「悔しい、次は絶対に1位を取る。優勝して会場に君が代を響かせたい」と、闘志を燃やす。
「オリンピックはテレビで応援するものじゃなく自分が目指すもの」と常に選手を鼓舞する山内代表。「心花は日の丸を背負う選手に必ずなれる。オリンピック代表に選ばれるまで、しっかり指導していきたい」
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