事務用品販売の「菊屋浦上商事」、ドローン事業を手がける「エアウルフ」、ESD(持続可能な開発のための教育)の普及に取り組む「さがみはらESD推進協議会」の3者が連携して8月18日、インターンシップ(就業体験)に訪れた城山高校の生徒2人に、SDGsなどを講義した。
インターンを受け入れた菊屋の浦上裕生社長がエアウルフと同協議会に協力を呼びかけた。同校2年の金子壮汰さんと里薗璃来さんは同日、午前中に菊屋で検品や納品など小売業実務を体験。午後は協議会事務局の島影裕司さんがESDの説明をした後、事例としてエアウルフの松下龍太社長と丸山隆司さんがドローンについて講義した。
建築土木や測量、農業、災害対策など幅広くドローン事業を展開する松下社長は、「ドローンは空の産業革命。10年後には上空を飛び交う時代になる」とし、「こうした新しい産業を、あなたたちが築いていかないといけない」と語った。
里薗さんは「楽しかった。将来のことは決まっていないが話を聞き幅が広がった」、金子さんは「将来へ向け可能性が見えた」と感想を述べ、浦上社長は「Z世代と呼ばれる子たちがどんな仕事感を持って取り組もうとしているのかを知ることができ、お互いに貴重な場となった」と話した。