淵野辺出身の映画監督・杉岡太樹(たいき)さん(42)の最新作『理想の世界』が現在、社会課題に切り込んだ短編ドキュメンタリー映像を複数集めたサイト、Yahoo! JAPAN CREATORS Program「DOCS for SDGs」で無料配信されている。
今作は、世界で50症例程度しか報告されていないといわれる染色体異常「9トリソミーモザイク」が生まれつきある高知県の近澤莉央ちゃんとその家族を追った11分の短編。出産後に医師の宣告を受けた両親の絶望と再起、ゆっくりながら着実に成長する莉央ちゃんが家族を幸せに導く姿を描く。制作を通じ杉岡さんは「障害は個人の中にではなく人と人との関係性の中に存在すると考えるようになりました」とし、「そうであれば『健常者』とされる僕たち一人一人の意識と行動次第で、身体的・知的ハンデを持つ人を『障害者』としている社会の尺度は変えることができる」とコメントしている。
同作品を海外の映画祭に出品するためのクラウドファンディングが9月30日まで行われている。サイトは【URL】https://motion-gallery.net/projects/risounosekai。
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