市内中小企業者の優れた新製品を認定する「相模原市トライアル発注認定制度」の認定式が9月9日、市立産業会館で行われた。13回目となる今年度は9社10製品が認定され、各社の代表者へ認定書が授与された。
新製品を支援
この制度は、販売開始からおおむね5年以内で「既存の製品とは著しく異なる優れた使用価値を有している」「市場性が見込まれる」など4つの基準を満たした新製品(食品・医薬品・医薬部外品・化粧品を除く)の生産により、新たな事業分野の開拓を図る市内中小企業を認定するもの。市内に事業所を有し、市民税を完納している中小企業者が対象で、認定されると市はホームページ掲載やカタログ作成、展示会への出展など販路拡大を支援するとともに、一部を試験的に購入し、評価する。認定期間は2025年3月31日まで。
市は10年度に同制度を開始。今年度は10社11製品の応募があり、そのうち9社10製品が認定を受けた。今回の認定を含めて総数は116社164製品となった。
同日は各社の代表者が集まり、1人ずつ本村賢太郎市長から認定証を授与された。本村市長はあいさつで、「相模原はものづくり産業のまち。今後も中小企業や小規模事業者、商店街を含めて顔の見える関係を進め、官民連携のさまざまな取り組みを行ってまいりたい」と述べた。加えて、「皆さんの技術を世界へ発信できるような環境づくりが必要」とし、事業者の新しいビジネスの可能性を導いていく意向を示した。その後は、市が製作した認定製品のPR動画が放映され、各代表者による今後の展望などが述べられた。
今年度、新たに認定された事業者は以下の通り。▽有限会社コムテック(廣田正明取締役)中央区▽株式会社エース・E&L(津田博通代表取締役)南区▽株式会社マーク電子(大津恭男代表取締役)緑区▽株式会社ビット・トレード・ワン(阿部行成代表取締役)中央区▽アイフォーコム株式会社(加川広志代表取締役)緑区▽株式会社ユニテックス(小杉恵美代表取締役)南区▽株式会社ブロー(富田涼子代表取締役)中央区▽Ronk株式会社(高山建代表取締役)緑区▽株式会社ネットフィールド(網野通代表取締役)緑区※2製品
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