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渕野辺総合病院医療レポート【10】 病院と自宅の橋渡し役に リハビリテーション科 中山 知子 医師
1954年に開院して以来、「地域の中核病院」として地元と歩みを共にする医療法人社団相和会・渕野辺総合病院。今回はリハビリテーション科の中山知子医師に回復期のリハビリと地域包括ケアについて聞いた。
回復期リハビリテーション病棟(回復リハ病棟)に18床、地域包括ケア病床を10床備える同科。回復リハ病棟では病気や骨折などのけがによって急性期病棟で治療した後、少しでも元の生活に戻れるように集中的にリハビリを行っている。自宅への復帰率は91・4%(2017年度)。中山医師をはじめ理学療法士、作業療法士、看護職員らでチームを組み患者を支え、その先の社会復帰を目指す。
個人に合わせた対応
地域包括ケア病床では入院治療後の在宅復帰をサポートしており、自宅での療養に不安がある場合の退院支援をするほか、地域の患者を主に受け入れている。内科的な病気などから不活動になることによって日常生活の自立度が低下する「廃用症候群」を積極的に治療。中山医師は「医療ソーシャルワーカーと協力し、患者さんが置かれる社会的状況や住まいの状態なども伺い一人一人に合わせながら、自宅に戻るための橋渡しを担っている」と説明する。外来も一部受け入れを実施しているが、他院で手術をした後の患者がほとんどということもあり、「病院間で連絡を密にとっている。受診を希望される方はかかりつけの病院に相談して、当科をご紹介いただければ」と呼びかけている。
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