FM HOT839(エフエムさがみ)のパーソナリティーで放送が5555回を超えた 竹中 通義さん 鹿沼台在住 72歳
「素敵」と「嫌」を手元に
○...月曜から金曜まで毎朝7時から3時間の生放送。前半は通勤・通学の人のためにニュースを。後半は生活情報を中心に少しのんびりと。「5555回目といっても、それは通過点。どこまで続けるかは考えていない。それ以上に、目の前の1回を大事にしたい」。そうは言いつつ「やっぱり『節目』ってのもいいかもしれないね」。当日10月4日の放送で、リスナーから応援メッセージやプレゼントが届いた様子を振り返り、うれしそうに話す。
○...スタートは1999年11月。「アイドルグループの嵐と同じ年なんです。こっちの方が長く続いた」とジョークも。起床は午前4時30分。放送前に打ち合わせをし、ギリギリまで冒頭の挨拶を考えることも。打って変わって土日は趣味の野菜作り。「季節が来たら花が咲き、実をつける。忙しくなりがちな日常のリズムを、野菜たちが自然の状態に近づけてくれる」
○...長崎県出身。生命保険会社への就職を機に上京。約40年前、結婚を機に相模原で暮らすように。ただ、サラリーマン時代は寝に帰るだけの街で「相模川への行き方さえ知らなかった」。そういったことに自分の中で「違和感」が生まれ退職。そんな頃、公民館だよりで地元FM局のことを知り、デモテープを作って自分から売り込んだ。「サラリーマン経験があるから、朝の情報番組がいいと思ってね」
○...20年以上続いた理由は「肩ひじ張らず、『地元のおじさんが、地元の情報を、地元の人に』という姿勢」と分析。これまでもらった「一番素敵なメール」と「一番嫌だったメール」をネタ帳に挟んでいつでも見られるようにしている。「元気がもらえるように。そして独りよがりにならないように」
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