和泉短期大学(青葉)は12月9日、緑台小学校(南区新磯野)の6年生に向け、保育の仕事を理解してもらうための出張授業を実施した。
今回の授業は、昨年6月に同大学で小中学校の教員に向け行われた授業研究会の内容を受けて企画されたもの。同校では「実生活で働く人々の姿と自己の将来」をテーマに総合的な学習を進めており、児童らの「実際に働く人の話を聞きたい」という要望を受けて出張授業が開催された。
講師を務めたのは、同大学児童福祉学科の専任講師である星早織さん。これまで、保育業界への就職を目指す高校生への模擬授業など保育の魅力を次世代に伝える活動をしてきたが、今回は初めて小学校に出向いて授業を行った。
当日は、「赤ちゃんの不思議」についてのクイズや、新生児を模した人形の抱っこ体験などを通じ、児童らが保育の魅力を学んだ。同校の岩田裕輔教諭は「キャリア教育の推進や地域の人材活用の意味でも、児童はもとより教員も刺激を受ける取り組みとなった」と振り返った。
授業を終えた星さんは「自分の将来を見つめる機会となればうれしい。市内に保育や福祉を学べる学校があることを知ってもらい、この分野を身近に感じてもらえたら」と期待を込めた。
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