ダイナミックに駆ける
○...京都府で1月15日に行われた「皇后盃 第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」に神奈川代表として出場。4・0875Kmの6区を12分47秒で走り、区間賞を勝ち取った。これまでインターハイへの出場も経験してきたが、全国1位という自己最高の成績に「正直驚いた」と明るく笑う。昨年の同大会でも代表メンバーとして京都まで足を運んだものの、現地で付き添いの役目を言い渡され涙を飲んだ。「神奈川代表として走ること自体、大きな目標だった。緊張したけれど積極的な走りでチームに貢献できてよかった」と晴れやかに振り返る。
○...幼い頃から外で活発に駆け回ることが好きで、男の子に混ざって鬼ごっこやドッジボールをして遊んでいた。上溝中学校に入学すると、小学3年生から続けていた水泳の飛び込みのほかに「自分の力を発揮できるものを見つけたい」と陸上部へ。飛び込みで鍛えた精神力とスタミナを武器に、徐々に記録を伸ばしていった。監督から誘いを受け東海大相模高陸上競技部に入ると、さらに才能が開花。「身体能力が高いだけでなく前向きで物怖じしない。ダイナミックな走法が強み」と監督も太鼓判を押す。
○...「練習は苦しいことばかり」と苦笑するが、「走った距離は裏切らない」と強さを見せる。支えとなっているのは家族の存在。「気分が落ち込んだときも、家に帰って家族に励まされるとまた次に向かっていける」と感謝を口にする。
○...残すところ約1年となった高校生活での目標は、夏のインターハイに出場し、1500mと3000mで入賞すること。「陸上はずっと続けていくつもり。いつかは日本代表として、『JAPAN』と書かれたユニフォームを着てみたい」とはにかんだ。
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