3月3日の桃の節句に合わせ、相模田名民家資料館(田名4856の2)で恒例の「ひな人形展」が開催されている。
400体ずらり
所狭しと並ぶ約400体の雛人形は、近隣住民の寄付により集められたもの。古い人形に限り寄付を受けているが会場には飾りきれないため、展示の内容を毎年少しずつ変えているという。
最も古い人形は、江戸享保年間に京都の人形師によって作られたと考えられている「次郎左衛門雛」。そのほか、今では目にする機会の少ない豪華な御殿雛や小さな人形が連なったつるし雛、近隣住民の手作り人形など個性豊かな雛飾りが会場を埋め尽くしている。
田名財産管理委員会の会長を務める田所昌訓さんによれば、展示の見どころは「年代によって異なる人形の表情」。「江戸時代の古いものは怖い顔をしているが、昭和の比較的新しいものはやさしい顔。その違いから歴史の移り変わりを感じとって」と呼びかけた。
展示は3月5日(日)まで。開館は午前10時から午後4時。期間中は無休で、入場無料。
スタンプラリーも
また現在、同館を含む市内5施設のうち3つ以上の雛飾り展示を巡ると先着順で記念品がもらえるスタンプラリーが開催されている。詳細は市立博物館ホームページから確認することができる。
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