政治団体「平和で豊かな相模原民主市政をつくる会」の建部由美子氏(75)が3月9日、相模原市民会館で記者会見を開き、任期満了に伴い4月9日に行われる相模原市長選挙に無所属、日本共産党の推薦で立候補する考えを示した=3月11日起稿。
建部氏は会見で、ジェンダー平等の相模原市政の実現、教育と福祉の充実を掲げ、「どのようなまちにしたいかを聞き、市民の声無き声を拾いながら、より良い相模原市政を市民と一緒に実現したい」と決意表明した。
本村市政については、教育、福祉の施策で「十分でない」とし、「例えば、交通弱者の問題は旧津久井4町、旧市内にもたくさんある。教育にしても、教員不足で教員が本来の役割を果たせていない。政令市でできることが多いはずなのに、なぜそこに予算を振り分けないのか」と批判した。
さらに、工事が進むリニア中央新幹線の開業については反対の立場で、橋本駅前のまちづくりについては、「一度止めて、どういうまちづくりが良いのか、皆さんの声を聞きながら進めるべき」とした。
同市長選については、大学教授の野元弘幸氏(61)、現職の本村賢太郎氏(52)、元相模原市議の沼倉孝太氏(75)、看護師の武嶋俊子氏(50)が立候補を表明している。建部氏は5人目となる。
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