桜(ソメイヨシノ)は中央区を象徴する樹木。市の景観重要形成重点地区に指定されている市役所前さくら通り地区をはじめ、区内には多くの名所がある。そのさくら通りで昨年8月に突然の倒木があり、この並木の多くが桜の寿命とされる樹齢70年を超えていることを報じた。桜の季節が訪れる中、管理状況を市中央土木事務所に聞いた。
区内の桜並木は相模原消防署前を通る相模原横山線、弥栄と並木の間に延びる南橋本青葉線、そしてさくら通りの3路線で、それぞれ約70本、60本、300本が沿道に並ぶ。市は1年目に初期、2年目に外観、3年目に精密と3年周期で樹木医による診断をし、健康状態を良好からA・B1・B2・Cの順に分類。Cは不健全と判定し伐採や補植を行っている。初期では全ての桜について樹勢や空洞、樹皮欠損、キノコ着生、枯れなど10以上の項目で診断。B2・Cは2年目に継続診断され、さらに3年目に精密でCと判定されると伐採などの処置がとられる。
昨年度の精密診断では3路線でCが13本あり、B2の中の2本と合わせ15本を今年度伐採。来年度、樹齢5年〜7年の苗木を植える予定という。また並行して今年度も初期診断を行いCが2本、C予備軍とされるB2は176本だった。市は「愛着を持ってもらっているのでむやみに切ることはないが、住民の安全確保を第一の基準としている以上、伐採する場合はご理解を」と話す。
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