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渕野辺総合病院医療レポート【14】 「安全で温かな看護を」 副院長 兼 看護部長 横井 弥生さん
1954年に開院して以来、「地域の中核病院」として地元と歩みを共にする医療法人社団相和会・渕野辺総合病院。今回は横井弥生看護部長に、同院の看護の特徴や育成制度、地域との連携などについて聞いた。
同院看護部が掲げる理念は「安全と温かな看護」。確かな技術や知識を身につけるとともに、患者に寄り添い「目の前の患者が必要としている看護」を考えチームで実践することで、患者と信頼関係を築いている。
同院は、自律した看護師を育てるための人材育成に注力している。5つの段階に分けて到達目標を示す「ラダー教育」を取り入れ、計画的な成長を図る。また現場での実践のほか、院外での研修やeラーニングなど、自発的に学ぶことができる環境を整えている。さらに、「看護の本質」に焦点を当てた教育として、教育サポーターを招き「概念化教育」を昨年から導入。横井さんは「看護の実践を内省することで、自分の看護が『価値ある仕事である』と感じてほしい。専門職として、学び続ける意味や喜びを実感できることが重要」と語る。
同院では地域との適切な連携により、患者にとって必要なケアが継続できるよう努めている。患者の情報をタイムリーに共有し、入院から退院、地域での生活も見据えて連携していくことが必要だ。「地域の皆さまが安心して医療が受けられ、その人らしく地域で暮らしていけるよう、他職種の専門家や地域と力を合わせ、チームの一員として最善を尽くす」と話した。
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