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北総合体育館 7月から「ほねごりアリーナ」 地元企業が命名権

社会

公開:2023年6月8日

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左から本村市長、阿部社長、同社マスコットキャラの「ほねごりくん」
左から本村市長、阿部社長、同社マスコットキャラの「ほねごりくん」

橋本の整骨院

 神奈川、多摩エリアを中心に鍼灸接骨院を運営する株式会社ほねごり(緑区橋本)は6月1日、相模原市と市立北総合体育館(緑区下九沢)のネーミングライツ(命名権)契約を締結した。これにより7月1日から同施設の愛称は「ほねごりアリーナ」となる。使用期間は2033年6月末までの10年間。契約金額は年額220万円。

 同社阿部公太郎社長らが市役所を訪れ、本村賢太郎市長らと面会した=写真。その中で阿部社長はネーミングライツスポンサーに名乗り出たことについて「会社が創立10年を迎えたタイミングで、お世話になった相模原への貢献を考えた」と説明。尊敬する経営者という渋沢栄一の「目先のことだけでなく、地域社会を考えることが大事」という教えが背中を押したと話した。

コロナで激減

 同施設は1991年度に建てられ、体育室は観客席1006席でバスケットボール2面、バレーボール3面の広さがある。ただ、コロナ禍で利用者は激減し、2018年度は28万人いたものの22年度は14万人にまで落ち込んだ。阿部社長はそういった背景も承知の上で、「市と連携しイベントを開くなどし、コロナ前の水準に戻したい」と意気込みを語った。

ごりごりする?

 相模原市出身の阿部社長にとって同施設は学生時代だけでなく今もバドミントンの競技で利用していることも、今回の契約をする大きな要素のひとつとなったようだ。なお、面会では「(施術は)ごりごりするの?」と質問する市長に対し、「ほねごりの『ごり』は私が好きなゴリラの『ごり』です」と社名の由来を話し、誤解を解いた。

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