神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

共生社会 スポーツの力で 

社会

公開:2023年7月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
試合に臨むイレブン
試合に臨むイレブン

障がい者サッカー

 2018年におよそ20人でスタートしたチームは昨年40人を超え、今年は70人に迫る勢いという。相模原を拠点に活動する障がい者サッカーチーム「FCオルテンシアアクティブ」(南区下溝)のことだ。

 「やはり選手達自身がSNS等で色々発信したり友達を誘ったり、保護者の方々が周りに話してくださったり、そのような広がりが大きいのではないでしょうか」。監督の佐栁慶さん(NPO法人アクティブスポーツ副理事長)は増加の要因を分析する。広々とした大学のグラウンドで汗を流すことができ、スポンサーの支援により「会費は無料」という点も大きい。ただ、「いつも勝ちにいく」という真剣勝負を心がけるチームの方針も魅力のひとつであることに間違いはない。6月からリーグ戦が始まり、チームは昨年2位だった悔しさを胸に優勝を狙っている。

仲間できてうれしい

 「体力がついた。仲間ができた」。キャプテンの中村雄大選手はチームに入ってよかったと喜ぶ。

 藤沢市在住の中村選手は軽い知的障がいがあり、特別支援学校に通っていた。アニメ「キャプテン翼」の影響でサッカーをやりたいと思ったのは高校生の時。社会人になっても続ける中、相模原市で活動するチームの存在を知り、入団した。ポジションはキーパーで「試合に出ることができない時でも、自分ができることを精一杯やる」と話す。

 中村選手は、日々暮らす中でのハンディキャップについて「あるかもしれないが気にしないようにしている」と言い、「支えてくれる人はたくさんいる」と笑みをこぼす。「これからもずっとキャプテンでいたい」と力を込めた。

「一緒にやる」

 一方、ホームグラウンドとして借りている淵野辺の國學院大學相模原キャンパスグラウンドでの試合の際、ラインマンを務めるのは、グループチーム「FCオルテンシアJY」の中学生たちだ。チームが掲げる「共生社会の実現」のため、こうして障がい者と関わりを持つ機会を設けている。代表を務める小島光顕さんは「一緒にやることが大切だと思います」と話す。スポーツの力での実現を信じている。

キャプテンの中村選手
キャプテンの中村選手
ラインマンを務める中学生
ラインマンを務める中学生

【物価高騰支援給付金】手続きは5月16日まで

給付金の受取には支給要件確認書の返送が必要です。対象の方は期限までに手続きをお願いいたします。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026642/1030750/index.html

<PR>

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

川柳募集

川柳募集

4月24日

パワーと機敏さ併せ持つ

相模原DB 選手名鑑【1】

パワーと機敏さ併せ持つ

プロップ 細田隼都(はやと)

4月24日

相模原が生んだ期待の星

相模原DB 選手名鑑【2】

相模原が生んだ期待の星

フルバック 小泉怜史(さとし)

4月24日

残り3節、プレーオフ進出へ

ラグビー相模原DB

残り3節、プレーオフ進出へ

5月3日ホーム最終戦

4月24日

5月3日は小中高生無料

5月3日は小中高生無料

地元高校生によるパフォーマンスも

4月24日

「新日」が八王子で大会

社会福祉チャリティー

「新日」が八王子で大会

5月18日、読者20人を招待

4月24日

あっとほーむデスク

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

相模原市で誰でも創作に参加できるアート展

入場無料

相模原市で誰でも創作に参加できるアート展

5月3日から5日、ユニコムプラザで

5月3日~5月5日

さがみはら中央区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook