社会福祉法人さがみ愛育会(淵野辺/小林祐子理事長)と学校法人和泉短期大学(青葉/須田拓理事長)が連携して新たな奨学金制度を創設し、同短大で7月10日、締結式が開かれた。学生の学業に取り組む環境整備を図るため、同短大の学生2人に対して、さがみ愛育会が50万円の返済不要の奨学金支援する「スカラシップ連携に関する協定」を結んだ。
さがみ愛育会は、2017年から行う福祉事業「福祉セーフティーガード支援隊事業」の一環として、新しく小学校に入学する児童に2万円を支給する「さくら応援金」を実施するなど、積極的に地域福祉支援活動を展開している。
さがみ愛育会が昨年秋、「地元の保育士を養成する和泉短期大学生の学びの手助けになれば」と奨学金の創設を提案。同校も快諾し、協定締結に至った。奨学金はすでに同校の2人の大学生に手渡され、4月から利用されている。
締結式で小林理事長は「我々は子ども、高齢者、障がい者と多くの地域住民に寄与する取り組みを進めている。今回、福祉の道を志す学生の手助けになる機会を得て嬉しく思う。今後、大学を巣立って、地域の福祉に貢献していってほしい」と挨拶した。
須田理事長は「今回の支援を心より感謝する。学生たちは、より充実した環境で勉学に励んでいけると思うので頑張ってほしい」と謝意を述べていた。