決勝弾を決めたＤＦ橋本に駆け寄り、喜びを爆発させる選手たち
サッカーＪ３・ＳＣ相模原は７月15日、奈良クラブとのホーム戦で、３-２と競り勝った。本拠地・相模原ギオンスタジアムでの今季初白星で、３月12日に行われた福島戦以来の今季２勝目。２点差からの逆転劇に、会場は歓喜に包まれた。
序盤から奈良にペースを握られ、前半終了間際にＰＫで失点。後半から選手を２人交代したが、47分に２点目を失う苦しい展開に。しかしホームの声援を受ける相模原は諦めなかった。55分にＭＦ西山のＪリーグ初ゴール、続く62分にはエース・ＦＷ藤沼がＤＦ綿引のクロスに頭で合わせ同点に。声援が一層大きくなる中、85分にＤＦ橋本が待望の決勝点を叩き込んだ。
８分という長いアディショナルタイムの末に勝ち点３を手にした相模原の選手たちは、試合終了と同時にピッチに倒れ込んだ。ギオンスでの勝利は、昨季以来４０６日ぶり。会場は大歓声と拍手に包まれ、選手たちは集まったサポーターと喜びを分かち合った。
ＤＦ橋本は「勝てない時期が続いたが、絶対諦めないという気持ちがこの結果につながった。まだたったの１勝。また最高の勝利を届けたい」と力強く話した。
今季就任した戸田和幸監督にとっては、ギオンス初勝利。「待たせすぎてしまった。常に模索し、彼らが『できる』ということを信じ続けてきた中での勝利」と話し、「サポーターと一緒に我々も大きくなっていきたい。もっと強いチームに」と気を引き締めた。
22日はエナフェス
次戦は７月22日（土）、ＦＣ今治とのホーム戦。当日は年に一度のイベント「サガミハラエナジーフェス」を開催。スペシャルユニホームの配布や試合後の打ち上げ花火などを予定。試合は午後６時キックオフ。
高さのあるヘディングで同点弾を決めたＦＷ藤沼
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