渕野辺総合病院(淵野辺3の2の8)で8月3・4日、看護に関心のある高校生を対象とした1日看護体験が行われた。2日間で21人の高校生が白衣を着て参加し、グループに分かれてさまざまな業務を体験した。
同院では、「高校生たちの看護に対する関心を高め、将来看護職を志すきっかけとなれば」との思いから、高校生に看護体験の場を提供している。コロナ禍により、4年ぶりの開催となった。
今回体験が行われたのは、外科・整形外科・内科・リハビリテーション科の4部門。リハビリテーション科では、腕や足に重りを装着し、片麻痺患者の体の動かし方を体験した。重りをつけたまま車椅子に乗った高校生は「腕が辛く思うように進めない」と感想を話していた。また杖を使って立ち上がったり歩いたりしながら、効果的な手すりの位置を確認した。
さらに、看護の仕事について説明するDVDを見て理解を深めたほか、患者を運ぶ「移送」なども行った。体験の最後に開かれた懇親会では、参加者同士で交流しながら1日を振り返った。
親が看護師をしており「どんな仕事なのか肌で感じたくて参加した」という安藤春璃さんは「看護の現場に対し怖い印象を持っていたが、チーム医療で患者に真剣に向き合う姿を感じて良い印象に変わった」と話した。「看護師になることが夢」という佐藤秋桜さんは「患者さんと関わる機会は滅多になく、ここでしか味わえない経験ができた。来て良かった」と笑顔を見せた。
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