和泉短期大学(青葉/須田拓理事長)は9月13日、相模原市内の高校や教育協定を結ぶ高校の校長を招いて教育研究会を開催した。8つの高校の校長と同大学職員が参加し、教育・福祉にまつわる課題についての意見交換などを行った。
高校と連携
同大学は、「児童福祉学科」を設置し保育者を養成する短期大学として67年の歴史を誇る。地域に根差した教育や開かれた活動を目指して、高校との連携を推進してきた。教育研究会は今年で13回目を数え、好評を博している。
前半には「話題提供」として、同大学の中安恆太准教授が同大学独自の資格「こども支援ソーシャルワーカー」などについて発表。「アドボカシー(弱い立場にある人の権利などを擁護すること)」をキーワードに、データにもとづいて課題を共有した。
その後は「各学校における要支援と思われる児童・生徒への対応」をテーマとし、参加者らが意見を交換した。教育や福祉に関連する時事問題や各校の実情を交え、校種の垣根を越えて本音で語り合った。
同大学の担当者は「今や高校のみならず義務教育校でも、教員に福祉のスキルが必要。高大接続の教育連携の強化や共有に向け前進する実践事例になった。来年以降も研究会をより良くしたい」とし、「今後も教育機関の中核として、教育連携の『ハブ(中心)』としての責務を果たしていきたい」と話した。
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