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さがみはら中央区 社会

公開日:2023.10.19

合議制導入へ議論交わす
市自治会連合会の会合

  • 弁護士の説明に熱心に耳を傾ける各地区の連合会長ら

 相模原市自治会連合会(竹田幹夫会長)の会合が10月11日、けやき会館で開かれ、横浜地方裁判所相模原支部に「合議制」の導入を求める動きについて各地区の連合会長らが意見を出し合った。署名活動や議会への働きかけなどの具体的な議論を交わした。

 相模原市と座間市を管轄する同支部での審理を巡り、裁判官1人ではなく、3人による「合議制」の導入を求める声が高まっている。今年7月には両市や県弁護士会相模原支部、商工会議所などの約50の団体で構成される協議会が発足され、同自治会連合会も所属している。

 この日の会合には弁護士らも出席。改めて合議制について資料を使って解説し、「1名の裁判官による裁判よりも、3人による合議制はより慎重かつ迅速に判断を受けることが期待できる」「重大な事件は横浜の裁判所までわざわざ行かなければならず、不便を強いられている。場合によっては裁判を起こすことを諦めたりしている。こうしたことを改善したい」などと訴えた。

 出席した各地区の連合会長は「請願はどこの議会に出せばいいのか」「裁判所側としてはこれまで不便に感じていなかったのか」「多くの人に関心を持ってもらえるようにデータを出して訴えるべきではないか」などと熱心に質問していた。

 竹田会長は「子や孫の世代へ課題を残してはいけない」などと話し、導入を求める活動への理解を求めた。

 同協議会によると、県内にある川崎、小田原、横須賀、相模原の地方裁判所支部のうち、合議制の裁判が行われていないのは相模原のみ。また、全国の政令指定都市にある地方裁判所においても合議制でないのは相模原のみという。

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