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さがみはら中央区 社会

公開日:2024.01.04

週末「半原」暮らし

  • 「おいしい馬肉 さくら商店 愛川町店」の準備をする高嶋さん

  • 陳列されている馬肉(左)/麻溝台高校時代の同級生である知人が製作した店内オブジェ

中央区高嶋さん馬肉店を開業

 中央区在住のファイナンシャルプランナー、高嶋恒行さん(47)は昨年11月、愛甲郡愛川町半原に馬肉販売店をオープンした。

 「空気、風、香り、すべてがいい」。店舗の前に立つと視界いっぱいに山の緑が入り込んでくる。近くには川が流れ、1日を通して穏やかな時間が流れている。高嶋さんはそんな環境にほれこんでこの場所に出店した。

 店は毎週、金、土、日曜日の3日間のみ開き、カウンターには夫婦で立つ。2人は、週末は自宅からおよそ15Km離れた場所で「いつもと違う」生活を送り、それ以外は市内で暮らす。特定の日のみ、環境を変えるライフスタイルだ。

 高嶋さん夫婦がこの形をめざしたのは3年ほど前のこと。子育てをする中で「自然に恵まれた所で」と考えるようになった。また、ちょうどその頃、馬肉にであい、その味覚に共感するとともに、栄養成分の面で体に良いことを知ったことから「もっと多くの人に」と事業を始めようと考えた。

 ようやく理想の物件にたどりつき昨年秋、高嶋さんは高校時代の知人の力を借り店舗を作り上げた。手づくり感がただよう店内。のぼりのひとつひとつも全てオリジナルだ。「人(お客さん)が来てくれるのがうれしい。店をやりながら色々な人とお付き合いをしていきたい」。早速近隣にお気に入りの飲食店を見つけたり、新しくできたゲストハウスと交流を始めるなど、進んで地域に入り込んでいっている。

 今は自宅と店舗を行き来する週末だが、「いずれは泊まりたい」「子どもたちも連れてきたい」とさらに「半原暮らし」を充実させたい考えだ。家族にもそう呼びかけている。「自然豊かで美味しい店もあるし、何より人がいい。ハエが多いのは少し気になりますけどね」と笑顔をみせる。

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