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相模原市視覚障害者協会 スマホ体験会を実施 教え手不足で普及進まず

コミュニティ社会

公開:2024年2月22日

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体験会に参加した視覚障害者とサポーター
体験会に参加した視覚障害者とサポーター

 視覚障害者にとってもスマートフォンは便利だが、教え手がいない――。このような課題を解決しようと、相模原市視覚障害者協会が2月3日と17日に「視覚障害者向けスマートフォン体験会」をけやき体育館で実施した。同協会の宇都木茂会長は「アプリを利用して豊かな生活を送ってほしい」と話す。

 同協会には、市内在住の視覚障害者を中心に約100人が所属。サークル活動やイベントなど視覚障害者同士の交流の場を提供するほか、市や関係機関に要望書を提出したり、「視覚障害なんでも相談サロン」をウェルネスさがみはら(富士見)に設置したりと、視覚障害者の福祉増進・向上を目指して活動している。

 宇都木会長によると、視覚障害者のスマートフォン利用を巡っては、テキスト読み上げ機能が搭載されたり、さまざまなアプリケーションが開発されたりと利便性の向上が進んでいるという。ただ、操作を的確に伝えることができる販売店などが少ないため、視覚障害者が実際に機器を使いこなすことは難しいという課題がある。

 こうした中、同協会は視覚障害者に基礎的なスマートフォン操作を伝授しようと、市の後援や各団体の協力を得て体験会を企画。2月3日に開催された体験会には、受講者とサポーター合わせて18人が参加した。機器を用いて電源の入れ方やフリック入力、アプリの起動方法などを学んだ受講者からは「スマートフォンに触れること自体に恐怖心があったが解消できた」「身近に教えてくれる環境がなかったので、また参加したい」などと感想が寄せられた。

 宇都木会長は「技術が進化していく中で、取り残されることがないよう学べる機会を増やしていきたい」と話した。

 同協会では、今後も継続して受講の場を設けていく考えだ。

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