相武台 サンライフ
南区相武台の医療機器販売卸売業「株式会社サンライフ」が能登半島地震の被災地支援を行った。2月上旬と下旬の2回、富山県氷見市を訪れ、医療用マスクや医療現場で使用されている低濃度オゾン発生装置を提供した。
同社管理部の越川泰介さんが学生時代にNPO法人国際ボランティア学生協会に所属していたことから今回、被災地の情報が入りOBとして会社の了解を得て支援を申し出た。
避難所の感染予防になればと同社が扱う医療用品を越川さんらが直接持ち込んだ。越川さんが第一種衛生管理者の資格を持っていることから、支援活動をする学生らに衛生についての指導も行った。
実際に被災の現場を目の当たりにした越川さんは「現地は高齢の方が多く、壊れた家を『どこから手を付けたらいいのかわからない』状況でした。喪失感をいだいている方が多いようでした」と振り返る。
一方、家財の撤去を手伝う学生ボランティアの姿に「若者から元気をもらえた」と感謝をする場面も見られたという。
そのような中、時間の経過とともに報道の機会は減り現地の様子を把握しにくい状況になりつつある。
越川さんは「被災した家屋を撤去していくにも10年かかると言われている。今後も機会があれば支援をしたい」と話した。
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