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東海大相模 激闘制し 甲子園切符 宿敵・横浜との勝負 8回に逆転

スポーツ

公開:2024年8月1日

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優勝を決めマウンドに集まる東海大相模ナイン
優勝を決めマウンドに集まる東海大相模ナイン

 第106回全国高校野球選手権神奈川大会の決勝戦が7月24日、横浜市の横浜スタジアムで行われ、東海大相模が宿敵・横浜を6対4で下し、2019年大会以来5年ぶりの優勝を果たした。

 東海大相模は初回と3回に失点し、序盤から追いかける展開に。それでも4回に1点を返し、5回には金本貫汰選手(2年)の本塁打で同点に追いついた。6回に横浜に2点の勝ち越しを許したが、2対4で迎えた8回に三浦誠登選手(2年)、中村龍之介選手(2年)の適時打で4点を挙げて逆転。最終回は横浜打線を抑えて甲子園への切符を手にした。

 21年秋からチームを指揮する原俊介監督(46)は春夏を通じて初の甲子園となる。「一戦必勝で神奈川県代表としてしっかりと戦いたい」とコメント。木村海達主将(3年)は「1年生の夏の時に横浜高校さんに負けてから、絶対甲子園に行こうと話してきた。もっと強い相模を作っていきたい。神奈川県代表として、もう一度旗を持って帰ってきたい」と力強く語った。

泥臭い野球で日本一を

 一夜明けた25日、南区相南の同校校内で優勝報告会が開かれた。学校関係者や在校生、保護者ら220人ほどを前に木村主将は「神奈川代表として、あきらめず泥臭い野球で必ず日本一を獲ります」と意気込んだ。

 原監督は、「なんとか神奈川を勝つことができた。紙一重の勝負の一枚上を取ることができたと思う。大声援をいただき生徒の背中が押されたと感じている。相模に関係する全ての人の勝利。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ感謝の気持ちを示した。

 自身も高校3年生の春の大会で立った大舞台・甲子園へ向けては「甲子園は」と話し始めると集まった観衆を見渡すように数秒の間を取り、「勝ちます。一戦必勝で頑張ります」と力強い眼差しで語る姿に、その重みを感じさせた。全国高校野球選手権大会は8月7日に開幕する。

「孫」に寿司で祝う

 「絶対勝つと思った」と満面の笑みで優勝を喜ぶのは、相南にある寿司店六ちゃんの大将、紅林秋男さん(80)。同店には練習休みの火曜日になると野球部員が訪れる。

 部員らしき生徒が来店すると紅林さんは「野球部か」と声をかけ、座敷に座らせる。メニューは1択、「おまかせ丼」のご飯特盛。通常1100円を「特別価格」で提供している。毎年マネージャーから届く部員登録表を見て1人1人の名前を確認。開店して半世紀以上続けている。「みんな孫みたいなもん。楽しいよ」と笑う。

 26日には優勝報告に4人の部員が来店。お馴染みおまかせ丼と優勝祝いに鉄火巻の太巻きを1本ずつサービスした。

校内で220人ほど集め優勝報告会が開かれた(25日)
校内で220人ほど集め優勝報告会が開かれた(25日)
応援の団扇を手にする紅林さん
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