神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

熊野本宮大社の世界遺産登録20周年記念奉納上演で小栗判官を演じる 國府田(こおだ) 達也さん 相模原市在住 52歳

公開:2024年8月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
國府田(こおだ) 達也さん

「語り部」として俳優道を貫く

 ○…相模原に古くから伝わる『照手姫伝説』。3度目の小栗役に「深い縁を感じた」と感慨深げだ。初めて演じたのは20年前。経験も浅く自分の道を模索していた頃だった。「新しい『古典』という分野を開拓したい」。その思いから、演出家の笠井賢一氏のもとで3カ月間24時間体制で指導を受けた。「2、3年分に値するほど充実した濃密な時間だった」と振り返る。そしてその経験は自らの礎となった。今回も笠井氏が演出を務める。「『小栗役は君しか考えられない』と言われたら即決しますよね」。大きな自信を胸に、聖地熊野の大舞台に立つ。

 ○…舞台芸術を一から学ぼうと地元の高校から桐朋学園大演劇学科へ。「入ったら演劇に興味が湧いて」と在学中に俳優を志す。卒業後、文学座養成所や元コンセルバトワール講師によるワークショップなどを経て菅原文太に弟子入り。「最後の弟子」として3年半修行した後、独立した。現在は俳優として映画や舞台に出演するだけでなく、ナレーションなど声優としても活躍する。

 ○…休日には妻や友人とカヌーやキャンプに繰り出す。自然が大好きで「いつかヨットで洋上生活」も夢の一つ。ベンガル語の歌手としての一面も持ち「バングラデシュでは、タツヤ〜って握手を求められたり、ちょっとした有名人」と笑う。危険レベルが下がったら「両国の架け橋となれるよう活動を再開したい」

 ○…「自分には芸の上で二人の父がいる。一人は師匠の菅原文太、もう一人は演出家の笠井さん」と真剣な表情。「現代人は情操性が薄れている」と憂い、「二人から学び感じた力、心を投影するような物語の力を後世に引き継がなければ。その語り部として今後の俳優生命をかけたい」。曇りない眼で語った。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

大島 利通さん

RUN伴さがみはら実行委員会の実行委員長を務める

大島 利通さん

緑区在住 45歳

9月5日

大石 元治さん

生物多様性を伝える小学生向けの講座で講師を務めた麻布大学獣医学部の

大石 元治さん

淵野辺在勤 43歳

8月29日

時田 まさよしさん

写真展「能登半島『大地』が動いた」を開催している報道写真家の

時田 まさよしさん

南区新戸在住 75歳

8月22日

加々美 幸和さん

7月10日付で相模原税務署の署長に就任した

加々美 幸和さん

立川市在住 58歳

8月15日

國府田(こおだ) 達也さん

熊野本宮大社の世界遺産登録20周年記念奉納上演で小栗判官を演じる

國府田(こおだ) 達也さん

相模原市在住 52歳

8月8日

勝又 修さん

公益財団法人相模原市スポーツ協会の会長に6月19日付けで就任した

勝又 修さん

愛川町在住 65歳

8月1日

あっとほーむデスク

  • 8月22日0:00更新

  • 8月15日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook