報道写真家の時田まさよしさん=中面人物風土記掲載=の写真展「能登半島『大地』が動いた」が現在、南区合同庁舎で開かれている。正月の家族団らんを襲った被災地の現実を克明に伝える写真30点が展示され、利用者らが足を止めて見入っていた。8月23日まで。市危機管理課の共催。
時田さんは南区在住。阪神・淡路大震災を機にフリーの報道写真家として災害現場の撮影を開始した。以来、東日本大震災や糸魚川の大火など災害の現実を伝えてきた。
今回の写真展では、これまでに能登半島を全4回訪れ、延べ23日間にわたって被災地で撮影した倒壊した建物、火災現場、道路崩壊などをカラー写真で淡々と伝えている。
時田さんは「災害写真をご覧いただき、災害に『まさか』はないことを忘れず、日頃の備えや災害時の対応について今一度確認してほしい」と呼びかけている。
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