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麻布大学 生物多様性 骨から学ぶ 「いのちの博物館」で児童

教育

公開:2024年8月29日

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20人の児童が本物の骨格標本を前に動物の多様性を学び(写真上)チーターの頭蓋骨をスケッチした(同右)
20人の児童が本物の骨格標本を前に動物の多様性を学び(写真上)チーターの頭蓋骨をスケッチした(同右)

 淵野辺の麻布大学(川上泰学長)内にある「いのちの博物館」(村上賢館長)で8月23日、夏休み中の小学生を対象にした教室が開かれた。

 20人の児童が参加したこの日の教室のテーマは「骨」。講師を務めた獣医学部の大石元治さん=人物風土記で紹介=が館内に展示されている標本を使い、肉食獣と草食獣の特徴を目の位置や歯の形状などから紹介した。

 その後、子どもたちはチーターの頭の骨をスケッチ。本物の骨に触れながら細部まで観察し思い思いの1枚を描き上げた。細かい部分まで観察する過程で、骨に神経や血管が通る穴が開いていることに気付く児童もいるなど、本物に触れることができるからこその発見もあり、有意義な夏休みの一日を過ごしていた。村上館長は「子どもたちの輝く目が印象的だった。こうした体験・経験をきっかけに好奇心が育ってもらえたら」と話した。

 同館は麻布大学が創立125周年を記念して2015年に開設。キリンやゾウ、アナコンダの骨格標本など貴重な学術資料を一般公開している。

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