相模原市は10月4日、パリ2024オリンピック・パラリンピックで金メダルを獲得したスケートボード女子の吉沢恋選手とゴールボール男子の萩原直輝選手を「市民栄誉表彰」受賞者とすることを発表した。吉沢選手の活躍を受け、市が条例改正し、最高位の市民表彰として新設した。
新設された「市民栄誉表彰」の対象は、相模原市民または同市に関係ある個人で▽世界的な競技会等において最も優秀な成績を収めた者▽世界の文化の向上及び発展に極めて大きな貢献をした者--のいずれかに該当し、市の魅力や知名度の向上に大きく寄与し、その功績が極めて顕著であると認められるものとしている。
吉沢選手(中央区在住)は市内の公立中学校に通う中学3年生。スケートボード女子ストリート競技に出場し、金メダルを獲得したことが評価された。
萩原選手(南区在住)はパラリンピック競技大会・ゴールボール男子競技に日本代表チームのメンバーとして出場し、金メダルを獲得した。
市では今回、「特別表彰」の受賞者も新たに発表した。プロボクシングの中谷潤人選手、板飛び込みの坂井丞選手、宇宙航空研究開発機構SLIMプロジェクトチームが受賞した。
中谷選手(緑区在住)は今年2月のWBC世界バンタム級タイトルマッチで勝利し、3階級制覇を達成したことが評価された。
坂井選手は板飛び込み競技の選手としてリオデジャネイロ2016、東京2020、パリ20204の3大会連続でのオリンピック出場を達成したことが評価された。
坂井真一郎SLIMプロジェクトマネージャが責任者を務める「宇宙航空研究開発機構SLIMプロジェクトチーム」は小型月着陸実証機SLIMを運用して世界で初となる月面のピンポイント着陸に成功したことが評価された。
表彰状の贈呈は11月20日(水)に開催する相模原市市制施行70周年記念式典で行われる。
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