11月12日に公演を行う劇団「新★星山田ふぁみりー」の座長 山田 隆二さん(本名:山田隆一) 厚木市在住
第二の故郷・相模原に感動を
○…「家族の固い絆で息の合った芸とトークをお届けします」。2人の息子夫婦と家族6人の劇団「新★星山田ふぁみりー」の座長を務める。相模原市立あじさい会館で11月12日に開催する「新星劇団深秋公演」では民謡や踊りに加え、津軽三味線コンテストで優勝を果たしたほどの一流の腕前を披露する。「芸を始めて50年。舞台では魂を見せる」
○…「相模原でずっと公演をやりたかった」。相模原は母親の実家があり、「第二の故郷」と思っている。子どもの頃によく訪れては釣り堀や買い物を楽しんだ記憶が今でも鮮明に残る。舞台に上がるその原動力は「感動を与えたい」という熱い思い。「芸とお客様のことを愛する。愛するとは、寝ても起きてもそのものを考えること」
○…三味線を始めたのは祖母の影響で小学生の時だった。しばらくして津軽三味線を初めて聞いたときに心を奪われた。「電気が走った」。19歳で東宝現代劇研究所に入って演劇や洋舞、ダンスも学んだ。「三味線ができる役者」として引っ張りだこになり、五木ひろしさんのツアーや紅白歌合戦のステージでもその腕前を披露した。大衆演劇の座長を務めた経験もあり、「子どもといつも一緒にいれるから」と30年ほど前に自らの劇団を立ち上げた。
○…往年のファンからは「りゅうちゃん」と親しまれている。「今が一番脂がのっている息子たちに差をつけられたくない」と毎日のトレーニングを欠かさない。その所作から「3兄弟ですかと言われることもある」といい、目を細める。次の公演を楽しみにしているファンが待っている。「お客様に元気とパワーを届けたい」。念願だった相模原での公演に向けて稽古に打ち込む日々が続く。
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