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衆院選神奈川14区 自民 赤間氏 接戦制し6選 長友氏は比例復活で初議席

政治

公開:2024年10月31日

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支援者らと共に万歳する赤間氏(左から5番目)
支援者らと共に万歳する赤間氏(左から5番目)

 第50回衆議院議員総選挙は10月27日に投開票され、神奈川第14区(相模原市中央区・同緑区・愛川町・清川村)は自由民主党の前職・赤間二郎氏(56)が立憲民主党の新人・長友克洋氏(53)との接戦を制し、6度目の当選を決めた。長友氏は重複立候補した比例区で復活当選した。

 2022年に区割り改定法が施行され、これまで神奈川16区だった相模原市緑区の一部、愛甲郡(愛川町・清川村)が加わり、新たな区割りで初めての戦いとなった今回の衆院戦には、6期目をめざす自民党の前職に4人の新人が挑んだ。

 いわゆる「政治とカネの問題」が尾を引く中での選挙戦は、最終盤まで赤間氏と長友氏が激しい戦いを繰り広げた。選挙戦最終日の26日には自民党の小泉進次郎選挙対策委員長が選挙区入りし、「赤間さんは自分がやりたいことをやる人ではない。地域のために自分のことを使えるかを考える人だ。お力を貸してもらいたい。赤間二郎を勝たせてもらいたい」などと聴衆に訴えた。

笑顔なき当選

 27日午後10時過ぎに支援者らが事務所に集まり始め、テレビで開票速報を見守った。28日午前0時40分に「当選確実」の知らせが届くと拍手が沸き起こった。7分後に赤間氏が姿を現すと支援者と握手を交わし激しい戦いをねぎらった。

 赤間氏は「かなり強い向かい風を感じていた。自民党に対する厳しいお叱りを受けた。自民党の再起動の先頭に立つ所存で決意と覚悟をもって働いていく。初心に立って一生懸命働いていきたい」と話した。笑顔なく話すその姿に、今回の選挙戦の厳しさと覚悟が見て取れた。

歓喜に涙の支援者

 小選挙区で敗戦した長友陣営に吉報が届いたのは、28日午前1時30分過ぎ。60人ほどが集まった事務所内のテレビが比例区での「当選確実」を報じると歓声が上がり、涙を流す人の姿も見られた。支援者を前に長友氏は「3年前の落選から今日に至るまで本当に多くの皆さんに支えていただいた。選挙区は結果を出せなかったが、皆さんが比例も頼むと言っていただいた力のおかげでギリギリ滑り込むことができた。しっかり仕事をしていきたい」と話した。

 最終的には赤間氏が8万1428票、長友氏が7万4238票を獲得した。日本維新の会の新人・熊坂崇徳氏(42)は1万9764票、参政党の新人・先沖仁志氏(48)は1万5090票、日本共産党の新人・中村圭氏(44)は1万4930票で議席獲得には至らなかった。

 投票率は選挙区全体で52・50%、中央区は51・84%だった。

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自民 赤間氏 接戦制し6選-画像3

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