青山学院大学相模原キャンパスで11月16日、「ZERO CARBONポスターセッションチャレンジ」が開催された。同大学や麻布大学、国士舘大学などの学生が9チーム参加し、脱炭素のアイデアをポスターで紹介した。
同イベントは学生や市民のライフスタイル変革を目的とし、3回目の今年は「2050年の脱炭素社会の実現に向けて、市と事業者、大学、市民、団体等が連携・協力して行うべき取組」をテーマに設定した。学生や市民ら約100人が来場し、質疑応答や意見交換を行った。
市内にJAXA相模原キャンパスがあることを生かして宇宙空間で太陽光発電を行うことを提案するチームや、断熱に着目して中央区の脱炭素計画を作成したチームなどがあり、多様なアイデアが会場に並んだ。発表を行った大学3年生の菅藤紀さんは「人生100年時代。あと80年生きていくので環境をむげにできない」と話した。
来場者や発表者による投票と審査員による審査で総合的に最も高い評価を得て「ZERO CARBON賞」を受賞したのは青山学院大学の「青学社情花チーム」。市内に約30カ所ある果樹園の剪定枝に着目し、剪定枝を焼却などで処理するのではなく、炭化して土にまくことで地中に炭素を貯留する取組を提案した。
地域特性を考慮していることや具体的な数値で提案を裏付けていることなどが評価された。同チームのメンバーは「脱炭素はSDGsの一つとして見聞きする機会が多く、市もゼロカーボンシティ宣言をしており、身近な社会課題として関心があった」と話した。
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