今年度の「神奈川県自然保護功労者及び美化運動推進功労者表彰」が11月13日に発表され、大野北地区で活動する「嶽之内みどりを守る会」=写真=が「自然保護功労者表彰」を受賞した。
同会は2010年に発足し、「東淵野辺2丁目市民緑地」の美化、花の植栽、散策路の整備を行ってきた。山口信郎会長は「毎回楽しく、地域のみなさんのためにきれいにしたいと思って続けていることが表彰につながり、みんな喜んでいる」と喜びを語る。
環境にも配慮
夏はヒマワリ、冬はパンジーと季節に合わせて植えた花の手入れや公園内の掃除が主な活動。集めた枯れ葉や抜いた雑草はゴミにせず土に還したり、剪定した木枝や竹などを再使用して道に敷くなど、環境に配慮した散策路の整備にも取り組んでおり、「さがみはらSDGsパートナー」にも登録している。こうした長年の活動が、地域の憩いや環境学習の場として市街地の貴重な緑地の保全に貢献していると評価された。
現在の会員は近隣に暮らす60〜80代の有志17人。6年ほど前に地域の子ども会がなくなってからは、東淵野辺1丁目公園や東淵野辺正栄公園の整備も担う。近隣の淵野辺東小学校と連携し、自然保護を啓発する看板の作成・設置も行っている。山口会長は「活動を続ける中で新しい人も増えている。これからも自然を維持できるように、まだまだ続けたい」と話している。
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