町田の一社が企画
相模中央自動車学校の向かいに位置するトレーニングジム「クロスフィット相模原」(東淵野辺)の敷地内で定期的に開かれる「ウィーニーズビレッジマルシェ」が地域住民の新たな楽しみとして注目を集めている。ジムを運営する一般社団法人ディスカバリー(町田市中町)が企画し、キッチンカーや各種ブースが並び毎回にぎわいを見せる。主催者にその目的や経緯を聞いた。
マルシェは2021年11月にスタート。ジムの駐車場を利用し現在は季節に1度の開催となっている。毎回5、6台のキッチンカーが登場し、多彩なグルメを提供するとともにマッサージやアロマのブースも出店。今年5年目を迎え、150人ほどの来場者を数えるイベントとなり、同法人の担当者は「楽しみにしてくださる方が増え、ようやく地域に根付いてきました」と話す。
福祉を身近に
もともとこの場所はコンビニエンスストアだったが、しばらく空きテナントとなっていた。その後、町田市を拠点に福祉事業を展開する同法人の代表がジムをオープンし、「地域に賑わいを」との思いからマルシェを企画したという。同法人は町田市や相模原市で短期入所施設や通所施設、就労継続支援施設などを運営しており、マルシェは「福祉をもっと身近に感じてもらいたい」という願いを込めた取り組みでもある。
マルシェでは施設利用者が制作した作品の販売や、福祉に関する展示も行われ、地域住民に福祉への理解を促している。「地域とのつながりを大切にしていきたい」と担当者は語る。次回の開催は3月を予定している。
目印はアメ車?
敷地内には巨大なアメリカのクラシックカー「WINNIE」が常駐しており、マルシェの名前の由来にもなっている。イベント時にはカフェスタンドとして利用され、施設前を通る人々の目を引いている。「『何だ、この車?』と思う方も多いと思います。今年は走行可能にする予定で、様々な場所への出店も計画しています」と担当者は笑顔で話す。このマルシェが、地域の活気を支えるだけでなく、福祉や多様な価値観への理解を深めるきっかけとなることが期待される。
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