今月はこの逸品!考古市宝展 縄文時代の黒曜石(期間 4/1〜4/29)
このコーナーでは、旧石器ハテナ館で行われる展示を不定期に紹介します。
黒曜石は火山活動で作られる天然の石で、その鋭利さから旧石器時代、縄文時代の人々が好んで石器の材料としていました。川尻中村遺跡から出土したこの大きな黒曜石石核は、150kmも離れた太平洋上に浮かぶ恩馳島(おんばせじま)からはるばる海を渡って持ち込まれたものです。縄文人はこの貴重な黒曜石を運ぶため、黒潮が流れる海原を丸木舟で果敢に挑み、相模原へと流れついたのでしょう。縄文人のたくましさと交流のネットワークに驚かされます。(学芸員:中川真人さん)
考古市宝展って?
相模原市では発掘調査が行われ、考古資料も数多く出土しています。
その中から「これぞ!」という至宝の逸品を展示する企画です。
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