相模原市は設置の可能性について検討している道の駅について、5つの候補地を市議会の3月定例会議で公表した。今後は設置について検討しつつ、5つの候補地の可能性について探っていく。
総合計画推進プログラムの中で市は、重点的に取り組むテーマの1つに中山間地域対策を挙げている。その一環として中山間地域の来訪者への魅力発信、交流拠点設置の1つの策として道の駅設置の可能性を調査してきた。
昨年8月には市民や観光客を対象にニーズ調査を実施。さらに、商工会や観光協会などの市内団体に意向調査を行い、設置場所や必要性などについて探ってきた。
その結果を踏まえ、市は道の駅を設置する場合の候補地を発表。候補地は5カ所で、国道20号沿いにある小原の郷(小原711の2)、宮ヶ瀬湖畔にある鳥居原ふれあいの館(いえ)(鳥屋1674)、津久井湖城山公園花の苑地に構える津久井湖観光センター(太井1274)、中央道の相模湖ICから8Kmほどの場所にある藤野やまなみ温泉(牧野4225の1)、圏央道の相模原ICのそばに位置する金原地区とした。
国土交通省の「道の駅」登録・案内要綱によると、施設の設置条件として、利用需要に対応できる十分な容量の駐車場や便所、乳幼児に対する授乳やおむつ交換が可能なスペースが備わっていることなどが明記されている。さらに、駐車場や便所は24時間利用が可能で、案内・サービス施設には原則として案内員を配置することなどを条件としている。
市政策課は「設置するかを踏まえた上で、できるだけ早く候補地を決定し、令和7年度中に基本構想の策定をしたい」と話す。一方で、既存の施設を道の駅にする場合、駐車台数の確保など設置条件をクリアしなくてはならないことから、「道の駅にはしないで既存の施設を良くしていき、継続して利用するということも選択肢としてはあると思う」と見解を示している。
現在、相模原市内には道の駅はなく、近隣では清川村の「清川」、山梨県道志村の「どうし」がある。
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