韓国の高校1年から3年生27人で構成される「韓国青年訪日研修団」がホームステイや市内高校の視察のため4日、相模原市を訪れた。
今回の来日は、公益財団法人日韓文化交流基金からの依頼を受け、相模原市国際交流協会が韓国の高校生を受け入れるホストファミリーや市内高校の協力を取り付けたことで実現した。研修団の生徒たちは、日本語や日本の文化に造詣が深く、中には、韓国国内の日本語スピーチコンテストなどで優秀な成績を収めた生徒もいた。市内に入る前には、昨年の震災で被災した茨城県の北茨城市を訪問。現地の様子を見て回ったほか、老人ホームに慰問も行った。
4日は、相模原教育会館でホストファミリーとの交流会が開催された。研修団の高校生たちは、紹介を受けたホームステイ先の家族とすぐに打ち解け、会場は和やなムードに。会では、日本の伝統芸能の南京玉すだれが披露されたほか、市内高校生と研修団の生徒らが互いに両国の人気歌謡曲を歌い合うなど盛り上がりを見せた。
今回の来日を受け、研修団を率いたソウル奉命高校のイム・ヤンソプ教諭は「ホストファミリーの皆さんに温かく迎えていただき、ありがたく思う。未来も友好な関係を築いていきたい」と感謝の言葉を述べた。学生代表のキム・ウンソさんは「心から日本を学びたくて来ました。日本と韓国の交流が増えるように頑張っていきます」と話した。