18歳以下の高校生までの選手で競う全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳大会が8月25日から30日まで東京辰巳国際水泳場で開催され、大野北中1年の五十嵐美緒さん(ルネサンス淵野辺所属)が200m自由形(11〜12歳の部)で初優勝し、全国の舞台で初の金メダルを手にした。
五十嵐さんは2年前にも同大会に出場。当時は5位で、メダルにあと一歩届かなかった。今大会は「決勝進出」を目標に掲げ、レースに挑んだ。
大会は予選を行い、上位8人が決勝に駒を進める。五十嵐さんは2分10秒40のタイムを出し、全体の3位で予選を通過。決勝では、「優勝は考えていなかった」と振り返るも、レースが始まると3位で100mを折り返し、ラスト50mで追い込んだ。その結果、2分8秒48で優勝。「予選が3位通過だったので、メダルが取れたらいいなとは思っていた。金メダルが取れてビックリです」と笑顔を見せた。
次なる目標へ
五十嵐さんは学校の水泳部とルネサンス淵野辺での練習を掛け持ち、日々鍛錬を重ねる。ルネサンスの高橋稔治コーチは「決勝進出が目標だったので、(金メダル獲得は)良い意味で期待を裏切ってくれた」と今回の優勝を喜んだ。五十嵐さんの次なる目標は、今年出場できなかった「全中(全国中学校体育大会)への出場」。来年の夏に向けて意気込みを見せた。